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夢みるこども基金 第12回イベントREPORTいつか笑いがモノを言う

★こども達の「夢」を応援

 歯科医院の撤去補綴物の貴金属リサイクルの浄財で運営されている「夢みるこども基金」主催による「2006年夢みるこどもキャンペーン」第12回イベントが、7月30日、福岡市の電気ホールで開催されました。
 1995年に設立された同基金は、現在30都道府県の歯科医師会、1718の協力歯科医院を数え、平成17年度には、補綴金属が147kg寄せられました。
 これまで、阪神淡路大震災で両親を亡くしたこどもたちのホームステイや、新潟や福岡、スマトラ沖地震の被災地への支援、バングラディシュ「夢みるこども基金学校」の建設、戦争で苦しむアフリカやイラクのこども達に、食料や学用品、日本の遊具や教材を送る活動など、日本と世界のこどもの「夢」を応援し、実現する取り組みを強めてきました。

★「笑い」で地球を動かす

 今年のイベントのタイトルは「いつか笑いがモノを言う〜人生は笑顔から〜」。基金の理事を務めるアグネス・チャンさんは、トーク・ショーのなかで「こどもの一番の仕事は夢をみること、大人の仕事はこどもの夢を育てること」と語り、これまでで一番印象に残った笑顔としてカンボジア、イラク、南アフリカ・レソトのこども達を紹介しながら、「世界のこどもたちに笑顔を」と訴えました。
 ほかに、医師の伊藤実喜さんによる「笑いと健康」のスピーチとマジックショー、直木賞作家の志茂田景樹さんとこども達の絵本の読み聞かせ等、多彩なプログラムで、人間にとっての笑い」の大切さを確認しあいました。

★「笑い」で病に立ちむかう

 このキャンペーンでは、4月の「こども会議」で「笑い」をテーマにイラストと作文を募集。全国から応募された2千を超える作品のなかから、福岡県の中学2年生、江田(こうだ)健太郎君の作文が最優秀作品に選ばれました。
 江田君は「いつか笑いがモノを言う」と題して、先天性の心臓病で、心臓移植しか助かる道がない姉の江田果瑠奈さん(16)が、「笑う」ことで病気に立ち向かい、周囲を励まし、ドイツの病院での移植手術の実現に希望を託して闘病生活を続けている姿を紹介し「ともに笑いあえる世界に」と呼びかけました。

★「笑顔」は究極のテーマ

 イベントは最後に「第12回こども宣言」を採択しました。
――笑いは勇気。笑いは希望。笑いは祈り。笑いは幸福の種。皆さんは最近笑っていますか?声をあげて笑っていますか?周りの人に笑顔で接していますか?笑いがもたらす力は偉大です。自分のためにも、相手のためにも大いに笑いましょう。笑いの花が世界に咲き続けることを祈って。さあ、人生は笑顔から!――
 宣言のあと、アグネス・チャンさんとこども達が会場と一体となって歌うキャンペーンのテーマソング「ドント・ストップ・マイドリーム」を聴きながら、人々にすばらしい「笑顔」を提供することこそが歯科医療の究極のテーマであり、目標である、ということをあらためて胸に刻みました。
 この運動がもっと大きく発展することを願います。
(K)
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