★「私の夢」作品募集に4千点
歯科医院の金属リサイクル運動「夢みるこどもキャンペーン」(夢みるこども基金主催)は、3月29日福岡市で「第15回こども会議」を開催。今年度の「わたしのかなえたい夢」作品の表彰式と夏に開かれるイベントの話し合いが行われました。会議では、全国から応募された作文・絵画総計4,030点のなかから選ばれた23人の入選者の表彰式の後、アグネス・チャン理事も参加して8月に開かれるイベントの構想を話し合いました。★市内の公園にサクラを植樹
この日の午前、「こども会議」の参加者は、福岡市東区の「青葉公園」へのサクラの木の植樹活動を行いました。こども達を代表して「環境こども新聞」のチーフリーダー、ラフマン・シャハナさん(福岡・筑紫女子学園高校3年)があいさつ。「今地球上では10秒間に東京ドーム1個分の森林が失われています。私たちは自然を守りこれから毎年桜の木を増やしていきたい」と挨拶、今後も継続して植林を続けてゆく決意を表明しました。★注目の的「環境こども新聞」
また昨年のイベント「こども環境サミット」を機に創刊された「環境こども新聞」が大きな注目を集めています。企画、取材、執筆はすべて「こども会議」OB・OGによるもので、現在2号まで発行。地球温暖化や環境破壊の実態を学び、身近なことから始めるエコライフの提案など、こども達の環境保護のエネルギーに満ちた内容が満載です。★「環境保護」をテーマに展開
基金では「環境保護」を活動の大きな柱として位置づけ、今後国有林を借りて「夢みるこども基金の森」づくりや国の特別名勝国有林「虹の松原」の保存活動などの計画を立案中。「こどもたちの夢、地球環境保護の声を広げるために、歯医者さんの善意の力の輪をダイナミックに増やしていきたい。ぜひコムネット会員の先生方も協力医院登録をお願いします!」(古市悟基金事務局長)。(K)
こどもの夢を応援する歯医者さんになりたい!第1回生 長尾怜美
会議の冒頭、15年前の第1回作品募集で最優秀賞に選ばれた長尾怜美さんが開会の挨拶に立ちました。当時福岡県小郡小学校4年生だった長尾さんは、阪神大震災の被災者を応援する人の姿に感動し、私も人の役に立つ人になりたいという「夢」の作文を書いて応募し最優秀賞に選ばれました。その後彼女はこの運動に積極的に参加し、現在は基金の理事を務めています。彼女は「このキャンペーンに参加して私の人生観が変わりました。薬剤師から歯科医師に志望を変え、そして今月大学を卒業し、歯科医師の国家試験に合格しました」と挨拶、参加者から大きな拍手が送られました。「この運動がこども達の夢を応援する全国の歯医者さんの善意に支えられていることに感激して、私もそんなステキな歯医者さんになろうと決意しました」。「夢みるこどもキャンペーン」からの歯科医師誕生という快挙、それは夢を育て人を育ててきた15年の運動が生んだひとつの輝く結晶です。
「先生方、ぜひ一度こども会議・イベントに参加してください。きっと私と同じように、子どもたちの純粋でまっすぐな『夢』に感動するに違いありません。お待ちしています」長尾さんから全国のドクターに向けたメッセージです。