「ほんとうの幸せ」をめざして
コムネットは、おかげさまで2007年10月に創立20周年を迎えました。新しい年に向かい、これまでの皆様方のあたたかいご支援に心より感謝いたします。
この20年、私たちがめざしてきたものは、医療の主人公である患者さんと医療機関との「信頼関係」です。医療者と患者の間には、大きなギャップがあります。私たちは、痛み・苦しみの当事者である患者への十分な情報提供と説明、納得による患者さん自身の自己選択の診療、そして病気を未然に防ぐ「予防の医療」こそ、医療本来のあり方であると考え、患者中心の医院作りを支援する「デンタルサポート」を展開してまいりました。
同時に、患者中心の理念が医院経営向上に直結していることも、この20年の教訓にほかなりません。「患者が歯科医院を選ぶ」選別・淘汰の時代に、患者さんが「行きたくなる歯科医院」は、コミュニケーションを大切にして、補綴中心の「痛い治療」から、「予防」にシフトした「痛くない」「笑顔創造」の歯科医院なのです。
私たちは、歯科の未来は希望に満ちていると考えています。それは、お口(口腔)こそが、人間の美と健康のカナメを担っていると確信しているからです。
私たちが、開発当初から強力に推進してきたパタカラが、脳疾患に伴う摂食嚥下障害の治療において保険適用され、歯科の全身への領域拡大という画期的前進を遂げております。
コムネットデンタルサポートは、システムの開発やノウハウ提供にとどまらず、実際に歯科医院で予防歯科を実践する上で必要なコミュニケーション資料や多くの企画を開発して好評を博しており、デザイン性の高さも他を圧倒していると自負しております。
また、歯科医療に情熱をもち、斬新で先進的な取り組みで経営を飛躍させている多くの会員ドクターの実践例は、医院経営飛躍のヒントに満ちています。
現在、歯科界では「歯科医師の5人に1人がワーキングプア」という報道がなされ、東京で2006年10月以降、3人の歯科医師の自殺者が出るという異常事態が進行しています。
そのなかで、コムネットの会員歯科医院は大健闘し、経営を前進させております。
私たちは、皆さんとともに、歯科医療の「夢」と「希望」を追求しています。ぜひ、コムネットの輪の中で、医院経営の前進、飛躍を遂げていただきたいと思います。
飛躍の第一歩は「まず行動すること」、歯科の未来を希望に満ちたものにするか、暗いものにするか、それはドクターの「小さな一歩」の決断にかかっています。その「一歩」が、みんなの「ほんとうの幸せ」づくりにつながるのです。
国民のみなさんに「笑顔と健康を」とどける「歯科界に元気を!」それが私たちの願いです。コムネットとともに前進しましょう!